3度目の挑戦になります!
普段は、英語学習のモチベーション維持のため
TOEIC Listening&Writingの勉強を主にしているのですが、
ここ最近はもっぱら英検2次に向けた勉強が中心です♪
そこで、英検2次試験対策をしながら考えたことを
述べたいと思います。
① スピーキング力とは何か
スピーキング力とは、現状の「英語力」に加え「情報収集能力」「知識を整理する力」「わかりやすく伝える力」など、さまざまな能力をベースにして現れてくるものなのではないかと。
発信される英語は、そういった能力を用いたなかの一部の現出に過ぎず、いわば氷山の一角である。
学習者として英語以外の能力をどのように高めていくべきかも考えねば。
とは言っても、
「英語力」が大きな部分を占めることは間違いないと思います。
とりわけ、リスニング力が弱いと、
スピーキングの勉強は進めづらいと感じることが多いです。
聞いてもわからない学習素材は
仕込み段階として、音読に相当な時間を割かなければいけませんから…。
シャドーイング段階からすぐ始められるようなレベルの英文を使うのが
本来は理想かもしれませんけれども、
英検1級用の対策問題集なんかだと、そうはいきませんね~。
難しいです。
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② 英検1級のスピーチや質疑応答の模範解答は、自分の英語レベルをはるかに超えている
さて、どうするべきか。
試験を明日に控え
「今さら何を言っているんだ」といった感もあるのですが、
合格しても不合格であっても
英検1級は継続的に受けてみようと考えていますので、
今後に向け、日ごろからやるべきことを2つ挙げます。
まずひとつは、模範解答の音読を地道に頑張ること!
自分の英語レベルを超えているもの、すなわち難しいと感じるものを理解し、
自身の中に取り込もうとする努力。
これは語学学習の基本として、今後もやり続けなければいけません。
もうひとつですが、
自分が読んだり、聞いたりしたときに簡単だと感じたものを
本気で音読したりシャドーイングすること。
これは今までになかった視点。
自分が容易に理解できるくらい簡単だと感じたものの中にこそ、
その日からすぐに運用できる素材が含まれている!!
自分が簡単だと思える英語のなかに、
スピーキングにとって大切なものがあるのだということに気がつきました。
ところで、「簡単だと感じるレベル」は人それぞれだと思いますが、
大学入試センター試験の過去問のなかに
英検2次対策として使えそうな英文が収録されています。
センター試験過去問研究英語(2017) - 楽天ブックス
2007年度 英語(筆記)本試験
第3問B 「テレビゲームの良い点・悪い点」
2008年度 英語(筆記)本試験
第3問B 「我が校に服装規定は必要か」
…
2015年度 英語(筆記)本試験
第3問C 「迷信-それは何であり、なぜ人はそれを信じるのか」
2015年度 英語(筆記)追試験
第3問C 「すぐれたリーダーシップに欠かせない特徴とは何か」
2016年度 英語(筆記)本試験
第3問C 「なぜ異文化理解を研究する必要があるのか」
音読してみて感じたことですが、
単語レベルはさほど難しいものではありません。
(当然ですがセンター試験レベル)
驚いたのは、それでも理路整然と明確にそれぞれが主張し意見を述べていること。
登場人物全員、英検2次に合格できるかも(笑)。
意見の要約をおこなう司会者のパラフレーズも的確で
「ほんとにうまいなぁ~」と感心しきりです。
このタイプの問題は
センター試験では2007年から出題されているようです。
もちろん、高校や中学校の教科書も馬鹿にはできません。
「環境問題」や「学校での携帯電話の使用の是非」などが
トピックとして取り上げられていますので、十分使えそうです。
ただ今回は、センター試験過去問のほうが
英検で出題されそうなトピックや対話形式に近いと思ったので、
こちらを音読用に使用してみました。
要は、「問題を解く」という視点から教材を選ぶのではなく、
自分が実際に英語を発信することを想定した際に
「お手本となりうるか」という視点から英文を選ぶこと。
そういった視点に立てば、
高校生レベルでも中学生レベルでも勉強する価値は十分にあると言えます。
「読む英語」が高校3年生の教科書レベルでも
「話す英語」が中学1年生の教科書レベルだという人は実際にいます。
もしこの人が、「話す英語」の力を伸ばしたいのであれば、
「中学1年生」の教科書レベルから勉強していくことが必要でしょう。
英検1級に受かっても落ちても
こういったことを念頭におきながら、
1日少しの時間でもスピーキング強化に取り組んでみようと思っています。
One of the greatest pains to human nature is the pain of a new idea.
-Walter Bagehot-
(人間性にとっての最大の苦痛のひとつは、新しい思想を受け入れる苦痛である。)
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