2016年09月30日

暗唱は何のため?

第213回TOEIC L&Rの試験を終えて思ったこと。

「よし、暗唱をしよう!」

「まずはキング牧師の“I Have A Dream”あたりから」


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なぜ、そんなことを思ったのか?


一応、動機のようなものは2つほどあります。



1つは、リスニング力をつけるのために暗唱が効果的なのではと思ったため。(これはあくまで仮説に過ぎません)

これまでに、スピーキング力を身につけようとして、暗唱を試みたことはありました。

また、TOEIC公式問題集を利用して暗唱するくらいシャドーイングをしたことがあります。

しかしながら、
結果として、完全に暗唱し終えたものは何ひとつありません。

暗唱しなくてもTOEIC900点は取れましたが、
もしかしたら、暗唱していないからTOEIC900点しか取れないのかも知れません。

日本で英語を勉強している学習者としての勘にすぎませんが、
「暗唱をした方がいい」と感じてしまったのです。


そもそもネイティブスピーカーであれば、英語であれ日本語であれ、
すらすらと口から出てくるものがあるのでは?
それは、何かの詩やセリフだったり、金言やことわざだったりするでしょう。

英語を学習している者として、
そらで言える英語が「何もない」という状況は悲しい限りです。

この状況を例えるならば、
体幹が弱くバランスが悪い。ぐらついている・・・
そんなイメージ。

語彙力以前の段階で、これでは到底ネイティブスピーカーに及ばないはず。



2つめは、大げさな気もしますが、
暗唱したことが人生の糧となり、いつか役に立つこともあるかもと思ったからです。

どうせ暗唱するなら「自分にとって有意義なものを」
と考えるのは人情ではないでしょうか。

知り合いのおっちゃんに
「へぇー英語できるの?じゃあなんかしゃべってみてよ。」
なんて言われたときに、一芸として身を助けてくれるなんてことも・・・。

非常に打算的です(*^.^*)



ところで、これまでは「暗唱は効率が悪いのでは」と
勝手に決め付けていました。

確かに、暗唱は負荷のかかる作業で大変。
でも、やってみて気づいたのですが
暗唱は、まるで普段使わない脳みそを使っているようで
勉強したぞって感じがします。


しばらく暗唱を頑張っていると、不思議なことに
音読直後の一時的な記憶で言える英文が長くなってくる。
さらに、暗唱に時間がかからなくなってくる(気がする)。
通常時の音読スピードが速くなる。
やる気が出てくる。
ハイになってくる。
そして、握るこぶしに力が入る・・・。
(自分の魂に訴えかけてくるものって、やっぱり暗唱したいと思えます)




さて、次回のTOEICに向けて暗記作業を学習の1つとして組み込み、
私見となりますが、リスニング力にどう影響するのか
探ってみたいと思います。



ちなみに先日、11月のTOEIC L&Rを申し込みました。












I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.
-Martin Luther King, Jr.-
(私には夢がある。私の四人の幼い子ども達が、いつの日か肌の色ではなく人格そのものによって評価される国に住めるようになるという夢が。)


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posted by にょろてん at 01:54| Comment(0) | 第215回TOEIC 2016/11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月25日

第213回 TOEICを終えて

TOEIC受験された皆様
お疲れさまでした (*´∀`)ノ


新形式の問題になってから
今回で3度目の受験となりました。
3度受験した私自身の実感としては、
「TOEIC L&Rは進化した」と結論づけています。



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とりあえず、今回の感想を簡単に述べます。



Part1は、特に問題はなかったかと思われます。


Part2は、3問ほど解答に不安があります。
そのうちの1問は聞き取れない主語が気になってしまい、
文意を取ることにこだわり過ぎ、結局解答を適当に選んでしまいました。
ほかには、ボーっとしていたものも。


Part3・Part4では、「早口だなぁと感じる」問題と
「丁寧に読んでくれている問題」との差を明らかに感じました。
全体的にpart3に早口なスピーカーが
多かったように思います。
(これに対する対応が今後は必要だと思いました)


Part5・Part6は20分くらいで終わり、
難易度も7月受験の問題よりは取り組み易かった。
自分としてはまずまずのペース。


part7のSPは14:33終了。
MPは残り28分で25問の計算だったので、
これは最後までいけるだろう、と思っていましたが
今回も最後4問塗り絵にしてしまった・・・。

一番最後のTPはどこを読めばよいか
検討がつきそうな問題だっただけに、これは痛かった。

とはいえ、正直あまりへこんではいません。
(前回はかなりへこみましたが・・・)

総じて、リスニングに課題を感じた今回の試験でした。



あまりへこんでいないと述べましたが、
それは、TOEICのLもRも旧式のものより
難易度が上がったと思えるからです。

これはすなわち、
学習者に対して求めるレベルが上がってきたからだと考えます。
その結果、よ~しじゃあ
実際のコミュニケーションへとつなげるために
受験者の皆さんには、それに近いレベルの問題をもっと解いてもらおうか、
などとETSが考えている。
(あくまで、勝手な推測です)

また、難易度が上がったことで
自分の弱点は、かなり明確になってきました。
苦手だと思っているものはその通りの結果となり、
スコアも然り。これは、今後の学習の参考になります。

TOEICでスコアをアップするためにやっている勉強が、
同時に「実用的な英語への橋渡し」としても
期待できそうです。



少なくとも、私自身はそう感じるゆえに、
今後もしばらくはTOEICを受け続けたいと思います。












Many of life's failures are people who did not realize how close they were to success when they gave up.
-Thomas A. Edison-
(人生の落伍者の多くは、あきらめた時に自分がどれだけ成功に近づいていたかに気づかなかった人たちだ。)


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posted by にょろてん at 23:53| Comment(0) | 第213回TOEIC 2016/09 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする